理学療法士は子育てと仕事の両立は可能ですか?
今回はこんな疑問にお答えしていこうと思います。
✓本記事の内容
✓本記事をおすすめしたい人
- 今後のキャリアが不安な20代セラピスト
- 育休セラピスト
- 育休明けに復帰したけど転職を考え始めたセラピスト
まずは結論から…
理学療法士は子育てと仕事の両立は、可能です!
私は歴12年の理学療法士で、子どもは3人います。
職場には私以外にも仕事と子育てを両立しているセラピストがたくさんいます。
本記事では実際の私の体験談と友人理学療法士ママの体験談を紹介します。
実際にどのように理学療法士という仕事と育児をしているのか4つの職場別で紹介します。
理学療法士と家庭の両立に不安がある方にぜひ読んで欲しい記事になっています。
結論:理学療法士は子育てと両立可能な仕事です!
理学療法士は子育てと両立は、可能です。
私は子どもが3人います。
産休や育児休業、時短勤務を取得して仕事と子育てを両立しました。
最初は総合病院で勤務しながら仕事と育児を両立していました。
その後は、引越で職場との距離が遠くなったので、自宅の近くにある訪問リハビリへ転職しました。
なので、医療保険と介護保険の両方の経験があります。
実際に働いてみて、医療法保険でのリハビリより介護保険でのリハビリの職場の方が働きやすかったと感じました。
ですが、一番は『子育てし易い職場なのか』が重要になってくると思います。
どのような職場が子育てしながら働きやすい職場なのかは下記の記事をご覧ください。
>>>
子育てをしながら仕事の時のタイムスケジュールを知りたいという方にはこちらの記事がおすすめです。
>>>共働き夫婦の家事・子育てのタイムスケジュール!5つの時間を作るための工夫
理学療法士と子育ての両立体験談
本記事は自分の体験談と理学療法士のママの話をもとに執筆しています。
それではスタートです!
総合病院
わたしは、実際に独身時代と第一子出産後してからも総合病院に勤めていました。
総合病院は教育体制が整っているので、新人には働きやすい職場だと感じて新卒で入社しました。
子ども出産してからは時短勤務しました。
規模が大きい総合病院だったので、希望休も比較的にとりやすい職場でした。
ですが、病院ではカンファレンスや勉強会も多数あります。
その為に、家に帰ってからも資料作成に追われることもあました…。
時短勤務なのでカンファレンスに出れないこともしばしば…
日に日に、同僚との仕事に対する熱量の違いを感じるようになっていました。
時短勤務だったので働きやすかったのですが…
時短勤務は子どもが3歳になったら終了になります。
総合病院でフルタイムで働きながら子育てをしているイメージが持てませんでした。
残業もフルタイムで働くと月平均1日1時間はある職場だったので、より家族の時間が減ってしまうと感じました。
病院は他の理学療法士に聞いても、子育てとの両立は厳しい場合が多いかもしれません…
両親が近くにいてサポートしてもらえるのあれば話は別ですが…
下記の表は、子育てとの両立を考えた時の総合病院のメリット・デメリットです。
訪問リハビリ
総合病院での時短勤務中に訪問リハビリへ転職しました。
子供もまだ小さかったのでパートタイムでの訪問リハビリで働きました。
訪問リハビリでは多くの子育てママが働いていました。
なので、子育て世帯への理解も得られ働きやすい職場でした。
収入面では病院で時短勤務で働いていた時よりもアップしました!
その理由は、訪問リハビリは病院の医療保険でのリハビリに比べて診療報酬が高いからです。
《訪問リハビリの診療報》
要介護者への訪問看護のリハビリ 297単位/回 20分あたり2,970円
要支援者への訪問看護のリハビリ 283単位/回 20分あたり2,830円
医療保険の患者への訪問看護のリハビリ 1回(40分〜90分まで)5,550円
※この料金は全国共通です。
参考:厚生労働省ホームページ(令和3年度介護報酬改定の主な事項について/令和2年度診療報酬改定の概要(在宅医療・訪問看護より)
なので、リハビリスタッフに還元される給与が多くなりやすい理由と思われます。
子どもにはお金がかかるので、収入アップも重要ですよね。
私が働いていた職場では毎日の朝礼はなく週に1度のミーティングで全職員と情報共有をしていました。
毎日の朝礼がなく直行直帰可能な職場だったので、とても働きやすかったです。
常勤でもほとんどの人が定時退社が当たり前の職場で、フルタイムで働いているママさんもいましたよ。
また私の務めた事業所は、リハビリの人数が20人程度いる人数の多い職場だったので、
急な子どもの休みでもフォローしてもらい易い職場でした。
事業所によっては人数が少なくてフォローしてもらいにくい職場もあるみたいです…
下記の表は、子育てとの両立を考えた時の訪問リハビリのメリット・デメリットです。
クリニック
理学療法士ママの体験談
独身時代から継続してクリニックにお勤め。
週4勤務で常勤。
独身時代にクリニックから好条件クリニックに転職。
クリニックは経験年数によって給料の交渉が可能だったので、
週4日勤務で以前の職場と同等の給料がもらえていたそうです。
常勤で、育児休業や時短勤務も取得することができて働きやすかったと話していました。
しかし、デメリットとしてはクリニックは女性の割合が少ない事です。
友人の職場でも女性はこの子の他に後輩が1人でだったので、子育て世帯への理解はあまりなかったと話していました。
また、そのクリニックは勤務時間が10:00~20:00(休憩2時間)と拘束時間が長いので、
時短勤務明けは、子どもの保育園の送迎を夫にお願いしていたそうです。
子どもの迎えの時間に誰か迎えに行く人がいないと、クリニックでの常勤での勤務は厳しいかもしれません。
運動器のリハビリをしたい!
でも、送迎に行けない…
そんな人には、子どもの送迎が必要な時期は非常勤として雇ってくれるような柔軟な職場がおすすめです。
クリニックは働き方に柔軟な職場も多いので、職場を選ぶ際には交渉の余地がある職場ですよ!
交渉するのが苦手だよ…
そんな人には転職サイトの利用してみましょう!
苦手な給料交渉や待遇交渉をしてもらえます。
転職サイトのメリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
>>>【リハビリ職】転職サイトを使うメリット・デメリットを徹底解説!
下記の表は、子育てとの両立を考えた時のクリニックのメリット・デメリットです。
デイサービス
理学療法士ママの体験談
総合病院から訪問リハビリに転職し第一子妊娠・出産。
その後にデイサービスに転職し第二子妊娠中。
ディサービスの理学療法士の人数は1人だそうです。
職場の人達はみんないい人で残業もなく働きやすい環境とのことです。
理学療法士が1人なので、
自分のペースで個別リハビリや集団リハビリを提供できるようです。
ですが、職場に理学療法士が1人なので、フォローをしてもらうことはできません。
友人の場合には非常勤の理学療法士が産休・育休中は対応してくれるようです。
連続で子どもを考える場合は、
育休を延長できるか分からないと話していました。
今の予定では、出産後は近くにいる夫の両親の助けを借りながらフルタイム勤務に戻る予定だそうです。
下記の表は、子育てとの両立を考えた時のデイサービスのメリット・デメリットです。
子どもの手がある程度離れたママにはおすすめの職場ですが、子どもが小さいうちはあまりおススメできません。
近くに頼れる人がいれば、いいのですが…
近くに頼れる人がいないと、子どもの急な体調不良など困ってしまいますよね…
人数がいない職場だとフォローしてもらいにくいですからね…
理学療法士と子育てを両立する方法
私の見解としては…
理学療法士と子育てを両立するためには職場選びが重要になると思います。
リハビリ職が仕事と子育てをし易い職場の選び方を下記の記事で紹介しているので是非参考にしてください。
>>>
また、子育てをしながら働くためにはその時々に合った職場を選ぶことも大切です。
わたしは子どもが小さいうち(小学生低学年まで)は非常勤での働き方がストレスがなく働けていました。
>>>【非常勤】理学療法士と子育ての両立には訪問リハビリのパートをおすすめする理由
あなたが自分にあう働き方ができるように応援しています。
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